今日は靴箱の整理収納のご報告をしますね。
写真は整理収納前のビフォーと中身を出した様子です(これはごくごく一部です。この奥のリビングに更に山ほどモノを出しています!)
事前に送られた写真は、こんな感じでした。
オープンだったので扉のない靴箱かな?と思ったのですが、実際は玄関から右に入ったシューズクロークでした。
扉を閉めてしまえば中が見えないためか、シューズクローク兼物置のようになっていました。
ご家族は7人、まだ幼児さんもおられます。
お忙しい毎日で「見るのも嫌な場所」だったにも関わらず、どうすることもできずに過ごしておられました。
M様は「恥ずかしいです(ー_ー;)」と仰っておられましたが、私は自分自身が整理が苦手だったので全く驚きませんでしたし(あぁ、こんな使いにくい状態でどんなに不便だったかしら)と思っただけでした。
よく「整理収納アドバイザーに来てもらう前に家を片付けなくちゃ!」と?なことをおっしゃる方が結構おられますが(笑)そのままの状態でお呼びくださいね。
ビフォーがスゴいほど整理収納アドバイザーは燃えますから(=^・^=)
M様宅のシューズクロークに入っているモノを先ず全て出します。
靴類の他、ピクニックシート、傘、工具類、バットやラケットなど子どもさん達の遊び道具もありました。
「こんなに入ってたんですねー!」と驚きながら、M様は出てきたモノと向き合って「分」けていきます。
今回は「使っているモノ、持っているだけで使っていないモノ、捨ててよいモノ」の3つに分けて頂きました。
けれども、ここはM様の判断できるモノだけではなく同居のお父様やご主人様のモノもあります。
家族であっても所有者、使用者の同意なく勝手に処分してはいけません。
ちゃんと持ち主の気持ちを尊重しましょう。
遠回りに思えて、そこを大切にすることが、良い整理環境を継続してゆくコツです。
最初は戸惑っておられたM様も分けていくうちに判断が早くできるようになりました。
M様がモノを分けておられる間に私は空っぽになったシューズクロークをお掃除しました。
バケツのお湯が澄むまで何度も拭き、埃やカビがあった場所は消毒もしました。
(こんなにキレイな所にグチャグチャにモノを突っ込みたくない!)としっかり感じて頂くためです。
「分」の次は「収」めていくことでしたね。
家族で1番身長の高いお父様の靴は上の棚に、順にご主人様、M様、子どもさん達と人別に置いていき、使用頻度別に取り出しやすい場所から収めていきました。
家族人数が多くモノを6割ほど減らしても、やはりたくさんあるので、棚板を増やしたり、コの字ラックを活用したり、壁面収納を作ったりして収納場所も増やしました。
でもあくまでも使いやすく増やすことが大切です。
取り出すのに手間がかかる収納は結局使いにくくて出しっぱなしになりますからね。
そして次は「美」しく整える整頓をします。
「靴のお手入れセット」や「子どもさんの戸外用道具」等をグループにまとめてスッキリ美しく見える白いカゴに入れました。
人別、使用頻度別、使う目的別にしてモノの指定席を決めたら最後に「片」付けやすいかのチェックをして完成しました!
今回のご依頼箇所はシューズクロークでしたが、玄関との関係も大切ですから、玄関と玄関ホールの整理収納も同時に行いました。
かかった時間は約5時間でした。
M様ご自身だけてなく、お父様、ご主人様、お子さまたちも快適に使って下さると良いなぁー♡